「走り幅跳び」での「スランプ脱出のやり方とコツ」について説明します。

人間誰でもスランプに陥りますので、何らかの気分転換が必要となります。

そんなとき、いろいろなやり方があり、いろいろとチャレンジし、またいろいろなことが提案されています。

ここでは、スランプのときは、悩まずもうがんがん練習し、ぎんぎんトレーニングしてそんなものは蹴っ飛ばし吹っ飛ばすことをお勧めします。

これは走り幅跳びを上達するための一つの考え方です。


1. スランプ脱出のトレーニング方法

効果的な走り幅跳びのトレーニングをして、スランプを脱出し上達していこう。


(1)瞬発力をつけるトレーニング

●バウンディング
15〜20m程度のバウンディングを行う。 接地時間を短く「パンッ!」と弾むように跳ぶ。

●スタートダッシュ
最初の5歩がきちんと踏めるスタンディングでよい

●メディシングボール投げ
メディシングボールを使って、前投げ、後ろ投げ、横投げ等を行う。

上体だけで投げないようにする。股関節の屈伸から伸展の勢いを使ってタイミングよく投げる。


(2)バネを鍛えるトレーニング

●スキップドリル
足底をフラットにして接地する。足(足首は屈曲)から腰を伸展する。

素速い接地時間で跳ぶ(タ・タン)

●ボックスジャンプ(ディプスジャンプ)
跳び箱(1または2段)の上から跳び降りた直後、そのエネルギーを使ってジャンプをする。




箱にのったり、ミニハードルを跳び越えたりする。

●縄跳び
二重跳び(30〜50回程度)、膝の屈伸を使わないで跳ぶ。

(3)走幅跳の専門的なトレーニング

●踏み切りドリル(歩行、一歩)

○ 踏み切り脚に腰をのせて跳ぶ。

○ 足から頭のてっぺんまで身体を一直線にするイメージを持つようにする。


2. 今度は助走跳躍をしましょう

●短助走跳躍

○ リズムを大切に、最後の一歩は素早くする。

()1歩(タンッ)

()3歩(タン・タタンッ)

()5歩(タン、タン、タタタンッ)

()7歩(タン、タン、タン、タン、タタタンッ)

○ 短助走を偶数にしてもよいが、その場合もリズムを大切にして行う。

○ 踏切板に足を合せる必要はないが、大きくずれないようにしたい。

●全助走跳躍

踏切板を使わない練習時も、踏切位置の目印となる白線やマーク等を設定し、踏み切る意識を高める。

○ 助走の1歩目から勢いがつくよう体を後ろに引いて、「タメ」をつくる。

○ 最初の1〜3歩までは、安定して踏めるようにする。

接地した足から頭まで直線のラインが通るように踏み切りのタイミング、踏み切りフォームを確認する。

空中に跳び出した姿勢、着地時の姿勢を確認する。

踏み切り脚を後ろに引いて「タメ」をつくる。

股関節を曲げて、思い切り伸ばす。

このようにして、スランプ脱出のこつは、くよくよしないでよく練習しましょう。