「走り幅跳び」を上達させるための重要な筋トレメニューを説明します。

何はともあれ、短距離(100メートル、50メートル、30メートル、10メートル、5メートル)を速く走る走力(脚力)が特に要求されます。

0.1秒でも早いほうがいいのです。

再現性があることが重要です。

なかでも、超短距離(30メートル、10メートル、5メートル)を全速力で駆け抜ける瞬発力を鍛えなくてはなりません。

止まっている状態から、数メートルで最大走力になることを狙うものです。

踏切に入ったときに腰を少し落としても(どうしても遠くへ跳ぶためにジャンプ力を上げるために少し落とさざるをえない)、フォームや助走のスピードを維持することができる太股の筋力と足首の強さとキック力は最低必要となります。


1. 必要な筋肉を筋トレで鍛えよう

走り幅跳びに必要な筋肉には、最低太股、ふくらはぎ、腹筋、背筋があり、その鍛え方も様々です。

太股は、基本的にスクワットをやります。

横向けに寝転んでゆっくりと時間をかけて足の上げ下げをします。

仰向けでもできます。

ちがう部分を鍛えることにもなります。

ふくらはぎは、まっすぐ起立し、かかとを浮かして背伸びしますが、かかとは床につけずに、この上下運動を繰り返します。




腹筋は、仰向けに寝て手を頭の後ろで組んで、上体をおこし足を上にあげます。

5分、10分、15分維持するのが良いです。

この繰り返しです。

背筋は、うつ伏せに寝て手を頭の後ろで組んで、上体をおこし足を上にあげます。

2分、5分、10分維持する。

この繰り返しです。

いろいろな筋トレ方法を試みて、一歩一歩着実に上達しましょう。


2. リズム感覚で多面的な筋トレをしよう

ゆっくりと歩きながら(早足で歩きながら、スキップしながら)3回に1回または5回に1回、真上に向かってジャンプする。

100mを小刻み(小幅)で走り(大股で走り)、たまに高くジャンプする。

小刻み⇒大股⇒小刻み⇒大股⇒のように、タタン、タタンのリズムで走る。

大股⇒大股⇒小刻み⇒大股⇒大股⇒小刻み⇒のように、タンタンタ、タンタンタのリズムで走る。

イメージトレーニングも必要です(頭のなかで飛び場で、休憩中に、就寝前に)。


3. 練習後には、クールダウンは必ず丁寧にやってください

軽い短時間のジョギング、体操、ストレッチなどもいいでしょう。

時には、練習後のマッサージも必要になってくるでしょう。

とくに、練習後の風呂やシャワーでの揉み解しが効果があります。

このようにして、筋トレを通して、走り幅跳びに必要な手足、腰、全体の筋肉を鍛えていきましょう。