「走り幅跳び」での「イメージトレーニングによるアプローチ」について説明します。
1. 「イメージトレーニング」に対する考え方
自分の助走をイメージしながら走る事が大切なので、50メートルくらいの流しを8本くらいやります。
あとは「イメージトレーニング」です。
走り幅跳びは、実地での練習も大切ですが、イメージトレーニングが一番大切で、上達するためには避けることができないのです。
自分がどんな助走をしてどんな感じで跳ぶのかをイメージする事が大切です。
イメージトレーニングの場合は、例えば「空中動作」です。
トップアスリートだけが持つ集中力とメンタルのタフさは、その力に磨きをかけ、より輝こうとする場合、持つメンタルの力をさらに引き出すために、そのプログラムを組みます。
それが、「イメージトレーニング」なのです。
もともと繊細で、イメージ力が豊かさをさらに活かして、身体反応を良くしたり、試合に臨むコンディションを整えていきます。
その類まれなるイメージ力の強さは、トップアスリートになれるかどうかと言い切ることが出来ます。
もともとメンタルが弱いと思われている選手は、実はイメージ力が抜群に強かったりもします。
やさしいから周りのことを気にしすぎてしまったり、ちょっとした環境の変化に不安などのマイナスのイメージがふくらむのも、もとはといえばイメージが強すぎるからです。
アスリートにとって、イメージは脳で感じたことを増幅させ、身体に反応を伝えるひとつの大切な「回線」と言えます。
イメージが強いということは回線が豊かであるのです。
そこで、オリジナルのイメージトレーニングを作成し、マイナスのイメージをプラスに書き換える習慣のシステムづくりなのです。
人によっては、試合の前の悪い緊張が取り除けたり、モチベーションや集中力のアップにもつながります。
選手の中には「ケガの回復力をあげる」というものや、「試合やケガのトラウマを癒す」というイメージトレーニングとして効果を発揮します。
繊細な人ほど力を発揮することが出来ます。
イメージトレーニングには、「本番のイメージ」、「回復して身体の調子が整うイメージ」、「集中力をあげるイメージ」などがあります。
実際に練習で取り入れてみて、イメージをさらに身体に浸透させる努力を繰り返します。
走り幅跳びでメンタルトレーニングの効果を出すための一番必要なことは、「こころの力」です。
その人の素直さと純粋さにあるのではないかと思っています。
自分のその素晴らしいキャリアと記録に甘んじることなく、新しいプログラムにも挑戦し、しなやかにどんどんと吸収し続けていかれるでしょう。
日々、深いレベルで進化を続けています。
いつ、どこにいようと出来るのが、イメージトレーニングという練習方法です。
イメージトレーニングはどうしても実践的ではないということで軽視されますが、記録がいい人ほどイメージトレーニングをよく行っている傾向にあります。
2. それではイメージトレーニングをやってみましょう
例えば授業中、暇だなと思うときや、お風呂につかっているとき、通学中の電車や廊下を歩いている時でさえもできます。
では、具体的にどうすればいいのか。
自分の目指す理想のフォーム(どう動きたいか、型)はあるかどうかです。
またそれらを頭の中で再生できて、手足はどう動いているか、すべて細かくです。
できるという人は、筋力を鍛えると一気に理想のフォームに近ずけると思います。
あなたの現在のフォームを再生してください。
頭の中で、助走から踏切、空中動作、着地に至るまでを再生するのはかなり難しいです。
これからやっていく理想のフォームの再生などなおさらです。
しかしこれが出来なければ、確実に伸びないのです。
全国トップレベルの選手のフォームを真似したくて自分とどう違うのか意識し始めてからでした。
ビデオに映る自分のフォームに落胆したのを覚えています。
今、自分がどんなフォームなのか知っていることは大変重要です。
すぐにでも自分の跳躍を撮影し、頭の中で再生できるようになってください。
理想のフォームを再生してください
これができるようになるのと、ならないのでは全然違います
理想とする選手がいれば、そのフォームを頭の中でコピーするということをします。
これらを意識して再生するだけで意識レベルに訴えかけることができます。
このようにして、イメージトレーニングによりあるべき姿を知って上達するためによく練習しましょう。