「走り幅跳び」を上達させるために必要な体育館での練習メニューについて説明します。

雨の日とか、あるいは時間があるときの練習です。

ここでは、上達するために必要となる「ジャンプ力」について説明します。

「ジャンプ力」とは、助走して踏み切り板でのジャンプ力のことです。

これをちゃんとできないと高く遠くにとべません。

本稿では、体育館での練習なので、「垂直ジャンプ力」、「片足力」、その他の方法について記載します。


1. 垂直ジャンプ力を鍛える

先ず走り幅跳びでは、脚力を鍛えて強靭な足にすることから練習を始めますが、体育館などでは、ジャンプ力を鍛えるのに好都合です。

外で履くシューズでもいいですし、素足でもいいです。

「垂直ジャンプ力」は、小中学校の体力テストでやったものです。

これは、静止の状態からですが、中腰状態からジャンプは走り幅跳びに直結します。

また、助走してからの方もお勧めします。


2.次に片足力、その他も試しましょう

これは、片足でジャンプしながら、100メートルほど行くのですが、中腰状態のチャンブはかなり負荷がかかり、高くしかも距離を出すところに実践でも活用できる魅力があります。

結構過酷なので、最初は5~6メートルほどに留めましょう。

その他の方法としては、みなさんも一度はやったことがある「うさぎ跳び」があります。




走り幅跳びの選手が好んで練習するのは、中腰での変形うさぎ跳びです。

普通のうさぎ跳びは、腰を深く落とすのですが、これは中腰状態からジャンプするので、脹脛や関節にかなり負担になり、その筋肉を鍛えることができます。

さらに、「みかん箱」の昇降運動も有効です。

片足および/または両足でするのですが、必ず上にあがって、みかん箱もしくは床に着地します。
この点が普通の昇降運動と違うところです。

最初は両足でやって様子を見てください。

その後は方足(走り幅跳びでジャンプする時の利き足)でトライします。

無理にならないように、最初は5往復ぐらいからスタートするのが無難でしょう。

最初から気張って無理をすると、肉離れをする人がいるからです。

瞬時に筋肉に力がかかることが原因ですが、簡単なメニューからこなしていくのが上達のポイントです。

翌朝わかりますが、筋肉の疲労度合いや痛みなどを考慮して、次回の練習に備えてください。

このようにして、体育館でも走り幅跳びに必要な「ジャンプ力」を十分に練習します。

ジャンプ力のいろいろな練習でわかることですが、片足で体重を支えるのですから足を丈夫に強靭にする一方で、やはり適正体重の考え方が必要になってきます。

やはり、減量ということになります。

これが上達に直結します。