「走り幅跳び」での「試合でよい記録を出すやり方とコツ」について説明します。
試合前のコンディショニングのやり方が重要なポイントとなり、これで上達します。
1. 「コンディショニング」に対します考え方
走り幅跳びの試合期におけるコンディショニングを考えてみましょう。
(1)大会1週間前からは、筋肉、腱、靭帯の柔軟性を保つようにストレッチやドリル等で身体の調子を確認しながらトレーニング量を決めます。
(2)ウォーミングアップやクールダウンは、股関節や肩関節の周囲の筋肉を緩める運動を多めにします。
(3)大会直前や大会時のウォーミングアップは、助走の不安をとり除くため、本番と同じように直線路で間隔をとりながらの助走を3本します等、リハーサルをしますとよいです。
(4)跳躍練習の量を多くしたい場合は、助走を短助走にしたり、スパイクではなくアップシューズ(ソールが薄く、フラットのもの)を使ったりします等、オーバーワークにならないように努めます。
(5)調子が良いとき程、練習量を控え目にします。
練習量が多くなる程、筋肉や腱が傷つくので、良好な調子を維持しますため、オーバーワークにならないよう気をつけます。
2. 上達するための試合前の練習メニュー
走り幅跳びの試合前のアップメニューとしては下記のものが考えられます。
①ジョグ10分
②ダイナミックストレッチ(動きのあるストレッチ)
*通常、運動選手は普通の静的ストレッチ(一般に行うストレッチ)をしますが、柔軟性理論では、競技前に静的ストレッチをしますと筋が弛緩しすぎてパフォーマンスをさげてしまいます。
③スプリントドリル(基本動作)
④流し(靴2本・スパイク2本)
⑤加速走(50m程度4本)
⑥助走練習
体がキレてるときや助走に問題ないときは、1、2本です。
体があったまっていなければ、助走練習もかねるときもありますが、助走を意識してただ走りぬけたりしますこともあります(4本程度)。
⑦たまに短助走で一本跳びます。
このようにして、試合の前のコンデイションの作り方は、個人に合った方法をとりましょう。